私たちはこの数年、情報のアクセシビリティというテーマに取り組んできました。私たちの言うアクセシビリティとは、誰もが自分に合った手段や形式で情報にアクセスできることを意味します。
これまで、色覚・視覚・聴覚のそれぞれ一つだけに頼らない情報の伝え方を探してきました。色だけに頼らず文字でも伝えること、文字だけに頼らず音声でも伝えることなど、最大限の注意を払っています。
言語の壁もアクセシビリティの問題の一つです。2021年のアップデートは、より多くの方が情報にアクセスできるよう英語の対応に取り組みました。そして2022年は、視覚・色覚・聴覚での情報伝達をさらにアクセシブルにできるよう開発に取り組みました。
これまでのダークテーマ基調のインターフェイスに加えて、新たにライトテーマ基調のデザインを選択できるようになりました。視認性が高く、爽やかで、美しい配色を目指しました。アプリ内のすべての画面の配色を新たに設計し直したほか、シン・テーマのために、地図システム、画像生成エンジン、ウィジェットなど、あらゆるコンポーネントを再実装しました。
ほとんどの人に適合する一般色覚の「C型色覚」、赤と緑が見分けにくい「P型・D型色覚」、青と黄色が見分けにくい「T型色覚」のそれぞれの色覚型に最適化した配色を選択できるようにしました。
コントラスト(表示する色の濃淡)を「低い」「標準」「高い」の3種類から選択できるようにしました。「低い」を設定すると刺激が少ない淡い表示になり、「高い」を設定すると枠や文字がはっきりと表示されます。
文字の大きさ(フォントサイズ)と文字の太さ(フォントウェイト)をユーザーが選択できるようにしました。文字の大きさは、標準より2段階小さく、標準より4段階大きくできるようにしています。文字の太さは、「標準」「太い」「さらに太い」の3種類から選択できます。お好みの文字サイズ・太さに調整することで、気象情報や天気概況などの画面がこれまで以上に読みやすくなります。
ボイスオーバー(VoiceOver)やトークバック(TalkBack)を使用しているユーザー向けに、「スクリーンリーダー用レイアウト」を設定できるようになりました。この機能をオンにした場合、アプリ内の地図を省略し、スクリーンリーダーでタッチしやすいレイアウトに変更します。また、読み上げる内容も聴覚伝達に適した内容になっています。
たとえば、ホーム画面のアメダス部分をタップしたときには「今の天気は晴れ、気温は23.6度、1時間降水量は0.0ミリ、湿度は71パーセント」、天気予報タブを表示した際には「今日はくもり一時雨の予報です」「今日の最高気温は32度、最低気温は26度となる見込みです」などと読み上げます。
原則として取得した位置情報・登録地域の情報は、防災情報の表示とプッシュ通知の送信にのみ使用します。アプリからサーバーに送信される位置情報は、アプリ内(クライアント側)で予め区域コードあるいはメッシュコードに変換してから、そのコードのみを送信するようになっています。つまり、ユーザーの詳細な位置座標を外部に送信しません。
このアプリの位置情報の取得設定を「常に許可」にした場合、アプリは定期的に位置情報を取得しますが、常時位置情報を取得しているわけではなく、バッテリーの消費はごくわずかです。また、「低電力モード」が有効な場合には、電力消費を抑えるために位置情報を更新しなくなります。
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